お墓にどうしてお花を供えるのでしょう？

神道や仏教の教えからいくつかの説があります。かつて土葬で埋葬していた頃、動物などに荒らされないよう毒性のある仏前草と言われ樒（シキミ）をお供えすることで動物が寄り付かないようにされたと言われてます。その他に腐敗を防ぐため薬効のある花をお供えされたと伝えられてます。仏教では「六派羅密（ろくはらみつ）」布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智彗の６つで構成されており、このなかの忍辱（にんにく）を示していると言われています。この耐え忍ぶという意味こそ修行に耐え精進することの誓いとしてお花を供えるという意味があります。毎日水を替えお花を供えることも修行の一環であると考えられています。